ノルウェー映画 (1986)
ハンス・ヤコプ・メルビー(Hans Jacob Melbye)が主役の腕白少年を演じる中編(43分)映画。舞台はノルウェーの田舎町。時代は、恐らく映画の製作年と同じ1986年頃。映画は、ノルウェーの田舎に住む10歳くらいの子供達が、夏休みをのびのびと楽しむ姿を、何の恥ずかしげもなく素直に追っている。子供達は、湖を裸で泳いだり、かくれんぼしたり、キスしたりして過す。性の目覚めはまだない。男の子と女の子の区別もない。ただ仲良く遊んでいるだけだ。単純だが、どこかほのぼのとさせる。この映画には、DVDは存在しない。ビデオ画質の映像のみだ。従って、あらすじに使用する写真は、これまでで最小のサイズとなる。
学校が終ると子供達が一斉に飛び出して行く。夏休みも近い。エイスタインと、友達のトロンドが一目散に向かったのは、近くの湖。昔から、子供達が泳ぐ場所だった。本当は親の付き添いが必要なのだが、もう大きくなったから2人だけで泳ぐ。学校の帰りなので水着も持っていない。去年までは、裸で泳いでいたので、気にすることなく裸になって泳ぐ。それをクラスの女の子に見られ、脱ぎ散らしておいた服を木の上に放り投げられて大慌て。数日後、また泳ぎに行くと、また女の子たちがいる。先回の騒動はひとまず休戦にして4人で泳ぐことに。それも女の子のうち1人オーセが提案して、水着なしで。もう1人のカーリは、両親にきつく言われていたので、裸で泳ぐことに抵抗する。一応、全員裸で泳いだが、泳ぎ終わった後の駆けっこで、ボーイフレンドのエイスタインに捕まりそうになって転んで怪我してしまう。それを根に持ったカーリは、裸で泳がされたと歪曲した話を両親に打ち明けてしまう。カーリの父は、エイスタインの父に文句を言いに来る。しかし、おおらかで、息子のことを信じているエイスタインの父は、カーリの父の話は無視し、息子には今年からは水着を使うように淡々と言う。その後、エイスタインとカーリは仲直りした。
ハンス・ヤコプ・メルビーは、典型的なノルウェーの男の子。演技というよりは、子供らしさそのままが、よく出ている。
あらすじ
学校が終ると、夏休みが待ちきれないエイスタインとトロンドは、そのまま泳ぎに行こうと湖に向かう(1枚目の写真)。真っ先に水に入ったエイスタインが、「おい、おしっこみたいに あったかいぞ」と声をかける(2枚目の写真)。それを聞いて慎重派のトロンドも水に入り「ホント、生ぬるいな」。積極派のエイスタインは、「これなら 泳げるぞ」と誘う。「だけど、大人がいないぞ」。「いなくても 泳げるだろ」。「だけど、水着は どうする?」。「そんなもん、いるかよ」。「だけど、タオルは?」、「お日様で、乾かせばいいだろ」。「だけど、誰かに見られたら?」。2人の性格の違いがよく出ている。トロンドがパンツを下ろしたところで、牛がモーという。ドキっとする2人(3枚目の写真)。「牛の奴、笑ったんじゃないか?」。「あんなに遠くだろ」。そして、そのまま裸で湖に入って行く。
泳ぐというより、水の中でふざけあう2人。トロンドが「でかいウナギが 君を食べちまうぞ。一番でかい奴は、羊を丸ごと食うんだ」と脅す。ひとしきり遊んだ後、水辺に座ってお互いを見合う。トロンド:「お前のあそこ、水の中だと ちっちゃくなるんか?」。エイスタイン:「違うな。お前のは怪物にカジられたんだ。鼻もな」。トロンドの鼻の低いのをからかった冗談。自分の鼻を触りながら、「だけど、小さい方がいいぞ」。「何で?」。「だってさ… キスする時に、ぶつからないだろ」。「そんなこと、知ってら」。「キスの仕方、知ってるのか?」。「まあな」(1枚目の写真)。「赤ん坊の時、ママと練習したんだろ」。「違わい」。2人は仲良く丸太に座って石を投げて遊ぶ(2枚目の写真)。「どんな風にキスするんだ?」。エイスタインは、「こんなだ」と言って、自分の腕にキスしてみせる(3枚目の写真)。「味気ないな」。「目を閉じて、誰かのことを想うんだ」。「誰を想うんだよ?」。「カーリさ」。「じゃあ、僕はオーセだ」。2人の格好は別として、内容はほのぼのとしたシーンだ。
その後、草地に上がった2人は、脱ぎ捨てた服を足で蹴っ飛ばしてはふざけ合う(1枚目の写真)。服が、ボール代わりなのだ。そのうち、トロンドが「おしっこ したい」と言い出す。「飛ばしっこ しよう」。そのまま、近くの小屋まで駈けて行く。エイスタインは、「僕からだ」と言い、壁に向かって小便を掛け始める(2枚目の写真)。トロンドが棒を持ち、一番高くまで掛かった所に線を引く。次はトロンド。「僕のを 見せてやる」。しかし、高さは10センチ下回った(3枚目の写真)。「何を 見せかかったんだ?」と皮肉るエイスタイン。
「本気じゃなかったんだ」。「なら もう一度勝負だ」(1枚目の写真)。その時、急に笑い声がする。慌てて身を屈める2人。「オーセとカーリだ」。白樺の陰で 女の子が笑っている(2枚目の写真)。オーセ(左):「エイスタインとトロンドが、パンツ脱いでる。ちっちゃな子みたい」。カーリ(右):「大人のいないトコで泳いでたって、バラすわよ」。
女の子が見ているので、2人は服を取りに戻れない。仕方なく、水の中に逃げ込む。エイスタイン:「きっと、黙ってるさ」。トロンド:「だけど、見られちゃったぞ」。「去年まで、裸で泳いでたじゃないか」。「だけど、去年だろ」(1枚目の写真)。その時、また女の子の声が聞こえる。オーセ:「暑いの?」。カーリ:「水着を着るには、暑すぎるんだ」。2人は、服が心配なので 戻ろうと決心する。「どうしたらいい?」。「後ろ向きに 歩こう」。「そんなの、できるかよ」。「お尻が 凍えそうなんだ」。一方の女の子。「やろか?」。「もちろん」。そして、こともあろうに、脱ぎ捨ててあった服を「さあ、取りに来て」と言いながら木の上に放り投げる(2枚目の写真)。木の陰に隠れた女の子に見られないよう、お尻を向けたままバックで木の下まで歩いて来ると、2人は必死にジャンプする。そして、何とか服を取り戻すのに成功した。
家に帰ったエイスタイン。夕食の時間、父に髪を触られ、「泳いだのか?」と訊かれる。「僕が? まさか」。「髪が 濡れとるぞ」。「濡れてる? えーと、トロンドと僕は、ウナギを探してて… でかいの見つけたんだ。羊を食べれるくらいの奴」。「そうか。それで?」。「それで、暑かったもんで、頭を水につけたんだ」。「湖で泳いじゃいかんって、知っとるだろ」。「もちろんさ。それに、すごく冷たかったよ」。エイスタインが何と言おうが父にはバレバレだ。数日後、エイスタインとトロンドが再び湖に行くと(今度は水着持参)、また、オーセとカーリがいる。エイスタイン:「誘おうよ」。トロンド:「どうしても?」と嫌がる。それでも、エイスタインは大声で「一緒に遊ぶ?」と声をかける。「いいわよ」と返事が帰ってくる。トロンドは「別の時にしようよ」と乗り気でない。そんなトロンドを引っ張って近くまで行くと、オーセが、「飛ばしっこ するの?」と仰天の提案。カーリは「だけど、断然 不利でしょ」とオーセをとどめ、男の子には「距離はダメよ」と言う。エイスタイン:「やったことあるのか?」。カーリ:「海岸で、オーセとね。私の勝ち」。エイスタインがトロンドに「どうする?」と訊くと、「絶対やらないから!」と拒絶。そりゃそうだろうと思う。4人が一緒になった時、オーセが手を挙げ、「休戦よね?」と訊く(1枚目の写真)。先日の意地悪のことなど恨んでいないエイスタインは、真っ先に「休戦」と手を挙げる。そこで、4人は、男女に分かれて水着に着替える。男の子の方の様子を伺うオーセ(2枚目の写真)。エイスタインは、タオルで腰を巻いてパンツを脱ぎ(3枚目の写真)、地面に置いた水着を足で取ろうとする。
しかし、斜面で そんな横着なことをするものだから、草に足を取られて転倒し、そのまま あられもない姿で転がり(1枚目写真)、浜辺に裸で横たわること(2枚目の写真)。その姿を見たオーセは、「裸で泳ぎましょ」と言って水着を脱ぎ始める。カーリは「ダメよ」と止めるが、エイスタインが「いいよ」と言い、オーセは「全員よ」と宣言する(3枚目の写真)。「イエス様が悲しむわ」と抵抗するカーリ。「あんたのパパが、そう言ってるだけ」とオーセは一蹴する。
水を掛け合って遊ぶエイスタインとカーリ。2人はステディな仲なので、見つめ合ったりもしている(1枚目の写真)。最後は4人で手をつないで歌う(2枚目の写真)。その後、服を着込んだ4人は、焚き火で体を温める。カーリは、「誰にも内緒よ。水着なしで泳いだこと。いい?」と念を押す(3枚目の写真)。「前は、裸だったじゃない」とオーセ。「昔でしょ。まだ小さかったから」。「今も、変わらないわ」。「違うわよ。もう大きくなったから、裸は悪いことなの」。それを聞いていたエイスタインが口を出す。「そうだ、君は 年取ってるからな。顔中、にきびだらけだ」。反論せず、考え込むカーリ。オーセが「でも、私たち すぐに別人になるわね」と言うと、カーリは「私、大人になりたくない」と言い出す。
エイスタインとオーセが焚き火を水で消していると、カーリが急に「競争よ!」と言って走り始める。結構、ずるい。慌てて後を追うエイスタイン。何とか追いつき、カーリを少し押すと、弾みでカーリは転倒し、頬にケガしてしまう。カーリは立ち上がると、エイスタインを「バカ」と罵る。「押してない」と言っても、「バカ、バカ、バカ」と叫んで走って行ってしまう。悔しがるエイスタイン(1枚目の写真)。家に帰ったエイスタインは、寝室で、いっぱい風船を膨らませている。そして、膨らませた風船を天井に並べる。父が、「寝る時間だぞ、歯を磨いて来い」と言いに来る。「あと1個、いい?」。「1個だけだぞ」。ここで、父は、先日偶然知り合ったエイスタインの先生のことを尋ねる。「先生の旦那は何してる?」(2枚目の写真)。「知らないよ。パイロットじゃない? きれいな女性にはパイロットって決まってる」。実は、父は 以前に妻を亡くし、エイスタインの先生に一目惚れしていたのだ。
翌日、近所の子供達が、木立の中でかくれんぼを始めようとしている。最後に輪に加わったのはオーセ。さっそくエイスタインが、「カーリはどこ?」と訊く。「家の中よ。罪を悔いてるわ」。「罪? 何か悪いことしたの?」。「きっと、夕食も食べさせてもらってないわね。あそこの両親、すごく厳しいから」。その後、1人が缶を蹴り、鬼になった子がそれを取りに行くまでに、みんなが隠れる。茂みに隠れたエイスタインとオーセ(1枚目の写真)。エイスタインは「もっと巧く 隠れよう」と持ちかける。「どうやって?」。「森の中さ」。「そんなのズルよ」。「行こうよ」。誰も来ない森の中まで来た2人。オーセ:「何するの?」。「また、服 脱ぐってのはどう? お互い 見合うんだ」。「前にも 見たじゃない」。「もっとずっと興奮するんだ。だって… 服を着ないで キスする」。「2人だけの秘密にするなら」。「いいよ」。「でも、全部脱ぐのは嫌よ。ここ、ぬかってるから」。「もち」。パンツだけ下げた2人。オーセが「キスのし方、知ってる?」と訊く。「まあね」。「じゃあ、してよ」。2人は、そのまま顔だけ寄せてキスをする(2・3枚目の写真)。終わった後、パンツを上げながら、オーセが「赤ちゃんができたら、どうする?」と心配そうに訊く。「え?」と驚いて聞き返すエイスタイン。2人とも、こんなことで赤ちゃんができると思っている。家に戻る途中で通りを歩く妊婦を見て、エイスタインがドキッとする。
エイスタインが家に行くと、弟が窓の下にいる。何事かと寄って行くと、「カーリのパパだよ。すごく怒ってる。パパを殴るかな?」と言う(1枚目の写真)。室内からは、「全員、裸だったんですぞ!」。「それで、エイスタインが彼女にそうしろと言ったんかね?」。「そうです。それに娘を倒して鼻血を出させた」〔事実と違っている〕。「去年は、裸で泳いでた」。「ウチのカーリは違う。それに、子供達はもう大きくなった。彼らは、性的に成熟してるんですぞ」。「そんなバカげた話、賛成できませんな」。その話を聞いて、弟は、「性的に成熟って、何なの?」と兄に訊く。「リンゴとナシみたいなものかな? 熟すると落ちるから」。カーリの父が帰ってから家に入って行ったエイスタイン。父に、「僕、カーリを叩いてない。勝手に転んだんだ。あのことだって、オーセが言い始めたんだ」と弁明する。「お前たち、聞いてたのか?」。「違うよ。でも、聞こえたんだ」。「だから、水着が乾いてたのか?」。「オーセなんだ」。「他人のせいにするな。パンツは、自分で脱いだんだろ」。そして、「楽しかったか?」と尋ねる。「すっごく」(2枚目の写真)。「ちょっぴり、ってことだな?」。「たぶん…」。ここで、父親と目が会い お互いニヤッとする。「だが、今度からは、水着をはくんだぞ。面倒に巻き込まれずに済む。いいな?」。頷くエイスタイン。「これで話は終った。食事にしよう」。よく出来た父親だ。
その夜、エイスタインはベッドに横になり、天井に貼り付いた風船を見ている。何となく、その姿が、妊娠したオーセに見えてきて不安が募る(1枚目の写真)。そんな時、父が様子見に入ってくる。エイスタインは、さっそく、「性的に成熟って、何なの?」と訊いてみる。「性的に成熟? 赤ちゃんが出来るってことだ」。「だから、水着が要るんだね?」とトンチンカンに理解するエイスタイン(2枚目の写真)。「水着? まあ、そんなトコかな。ある意味では、正しい。だがな、水着を脱いだだけじゃ、赤ちゃんはできん」。「でも、何か他のことをすると…」。「何か他のことをすると、何だ?」。エイスタインは自分の心配を口に出す。「オーセが、きっと…」。「オーセ? あの子は小さ過ぎる」。これで、彼がホッとしたことは間違いない。現代のようにマセてなくて、微笑ましい挿話だ。
明くる日、父は、エイスタインの先生の家に招待される。一方、弟と水溜りで「突き倒しっこ」をして遊んでいたエイスタインの前に、カーリが現れる。そして、「ホント、子供なんだから」と批判。そもそも、「誰にも内緒よ。水着なしで泳いだこと」と命令したくせに、歪曲した話を自分からバラした悪い娘だ。しかも、脱ごうと言ったのはオーセなのに、ボーイフレンドのはずのエイスタインのせいにしてしまった。当然、エイスタインは、「なぜ、パパなんかに話した?」と責める。「話したのはママによ。私を押したから、出血したって」。エイスタインは、「こんな風にか?」と言って、オーセを水溜りに突き倒す。そして、「お前はバカだ! 見下げはてた奴だ。僕たちステディなのに」。家に戻った兄弟。父の帰りが遅いので、エイスタインと弟は、洗濯機の前で時間を測っている。「もう十分だろ?」。「まだだよ」。そこに父が帰ってくる。「服を洗濯してるのか?」。エイスタイン:「服じゃないよ」。弟:「じゃがいもだよ」(1枚目の写真)。「茹でてるんだ」。父:「遠心分離で?」。「そうさ」。弟:「マッシュ・ポテトだ!」。慌てて父が機械を止める。中には、ぐちゃぐちゃになったジャガイモが。父は、「上出来だな」と皮肉を言い、「今夜、彼女が 夕食に来なくて良かった」と付け加える(2枚目の写真)。「誰?」。「イダさんだ」。エイスタイン:「イダさんなんて、知らないよ」。「知ってるハズだろ。イダ先生だ」。「今は夏休みだよ。僕、悪いこと何もしてない」。そして、「何しに来るの?」と心配そうに訊く。「ただの訪問。みんなで、一緒に釣りに行くかもな」。「冗談だよね。釣りだなんて。先生ってもの 知らないんだ。きっと、あたりがある度に、手を挙げさせられるよ」。
父と先生が仲良さそうに並んで釣っている。その横で、何となく疎外されて釣竿を入れているエイスタイン(1枚目の写真)。「ここには、巨大なウナギがいるんだよ」と先生を脅す。イダ先生は、「ウナギの燻製って おいしいわね」と平然としている。そして、「釣に来たのなんて、本当に久しぶりだわ」とご満悦。そして、ちゃんと魚がかかる。「見て、かかったわ」。エイスタインも1匹釣り上げる。「エイスタインも、かかったのね」(2枚目の写真)。「手を挙げようか?」。父は、話がややこしくならないうちにと、「お前は、弟を連れて来なさい。その間に、私たちは魚を料理してるから」と息子を追い払う。
翌日、カーリがエイスタインの家の近くでお菓子を食べている。エイスタインが寄って行き、「少し くれよ」と頼むが、無視される。「また押し倒してやろうか」。今度は、ブーイング。「もうすぐお客があるんだ。見たら驚くぞ」。「赤い髪の女性でしょ」。「赤い髪? イダ先生だよ」。「嘘ばっかり」。「賭けるか?」。「いいわ。何を?」。「今、食べてる奴」。「勝つのは私よ。何くれるの?」(1枚目の写真)。「アイス・クリーム」。エイスタインはカーリを窓の下まで連れて行く。ベンチに上がって中を覗くカーリ。「ホントなのね。もう一度見ていい?」。「1回だけだぞ」。覗いたカーリの目が見開かれる。「すごーい。あんたのパパ、先生とキスしてるわ。気がふれたみたい」。「まさか」。「ホントよ。先生も怒ってない。2人は恋人同士じゃないの?」。「一日中一緒だったからな」。賭けに負けたカーリがお菓子を出す。「食べる?」。お菓子で口元を赤くしながらエイスタインが、「僕たちステディ続けるのか?」と尋ねる。「いいわよ」。「じゃあキスしないと」。「どうしても?」。「まあね」。キスする2人。横では、隠れて弟がストップウオッチで時間を測っている。そのうち、何故か、父が、窓の下で起きていることに気付き、先生を呼び寄せる。キスしている2人(2枚目の写真)を見た上の2人も、窓の前でキスを始める。上下2段のキス(3枚目の写真)。
時間を測っていた弟が、「もうすぐ息ができなくなるぞ」と大きな声で言うと(1枚目の写真)、その声に、「見られている」と気付いた2組が一斉に声の方を見る(2枚目の写真)。エイスタインとカーリは弟を叱らず、逆に笑いこける(3枚目の写真)。これで2人の仲は、元通りに戻ったようだ。この映画、際どいシーンが多いが、そこに「いやらしさ」は一切ない。あるのは、穢れなき子供時代のほのぼのとしたムードだけ。
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